エロゲ売り場で宗教勧誘された話(後編)

 

hisohiso.hatenablog.jp

 続き。

宗教勧誘の内容についての詳細。

宗教的な話が色濃くなったとこから。

 

まぁ僕が勧誘されたのは顕正会というとこだったみたいなのですが、

詳細は各々調べてもらう感じで。

そこそこ危ないとこみたいです。

 

話の内容としては

  • とにかく怪しい宗教ではないことを強調
  • 妙法蓮華経(?)を始めると精神的に強くなれる
  • 難病も治るし、運気が自分に向いてきてあらゆることが成功する
  • 信じてもらえないだろうから、まずは15分でいいから体験してほしい

 

ざっくりこんな感じ。

本堂?みたいなのが近くにあってそこでなんか

集会みたいなのに参加させられるみたいですね。

(前編で言いましたが場所はときわ台です)

 

ちなみに「15分だけ~」とかいう話ですが、

行ったらもうアウトなんでしょうね。

そこで個人情報ごっそり取られるそうで。

自分と似たケースだとこういうのがあるみたいです。

togetter.com

 

閑話休題

とりあえず勧誘が始まったあたりで僕は

「あ、すみませんちょっといいっすか」

スマホを取り出し、メールとか確認してる体で録音開始の操作。

感触良く会話してたんで特に怪しまれることはなかったと思います。

 

録音開始。

とりあえずもうここまで来てしまったものは仕方ないので、

「どう考えてもやばいやつだし、ここはもう割り切るしかねぇな!!!」

って思ってノリノリで

「えー、そうなんですか!」「すごーい!!」「やばいっすね!!!」

とか受け答えしてたんですが、

あまりにも食いつきが良すぎて向こうが怪しんだのか

「え、こういうのって抵抗とか……されないんですか?」

と逆に心配されました。優しいです。

 

「知らないものは批判出来ませんからね、とりあえず自分で経験して判断するようにしてるんですよ!」

とかそれっぽいことを言って話を進める。

そしたら勧誘から30分後くらいにマクドナルドを出て、

本堂?的な場所に行くことになりました。

 

で、マクドナルドを出て。

「えっと……本当に大丈夫なんですか?」

とわざわざ向こうから聞いてきてくれたので、

ここですかさず

「あ、帰ります」

と宣言して駅へ向かいました。

 

さすがにさっきまでノリノリで話を聞いてくれていた私が

急に帰ると言い出したことに驚いたのか、

すぐさま制止にかかられました。

まぁ実力行使はされてないので穏やかな部類だったと思います。

 

そして再びありがたーいお話を聞くことに。

「○○さん、人生の目的ってなんだと思います?」

その人が言うには、人生の目的を知らずに生きているということは、

行き先不明のバスに乗っているようなものだとのことです。

例えが陳腐ですね~!

まぁわかりやすくはありますが。

 

でも、行き先不明のバスに乗ってて何が悪いんだろう。

わからないならわからないなりの楽しみ方があると思うけど。

 

それはそれとして。

その方が言うには「人生の目的とは成仏すること」らしい。

教えに従えば輪廻転生して次の楽しい人生が、

従わないと地獄に行って永遠に成仏出来ないんだってさー。

でも輪廻転生とかそもそも僕は信じていないので、

生温かい目で見守りながら聞いてました。

哲学的な話は聞いてて面白いですからね。

まぁこの人たちのはレベルが低いけど。

 

で、この人たちが言うには輪廻転生したか、

地獄へ行ったのかは死体の重さで分かるらしいですよ。

輪廻転生(成仏)した人の死体はすごく軽いんですって。

死後硬直も無くてすごく柔らかいって。

んなわけねーだろ。

 

ともかく、そういう根拠があるから教えは正しいってことみたいです。

なんか急に設定が雑になってきたけど大丈夫なんでしょうか。

というか、僕がマクドナルドで話してるときに疑り深い感じだったら、

最初にこういう話をするつもりだったんでしょうね。

立ち話にさせてしまってごめんなさい。

でも僕もこんなん立ちながら聞きたくなかったです。

 

それからそれから。

教えを信じないと国が滅びるとかなんだとか、

どんどん話が大きくなっていきます。

元寇があったのも国が南妙法蓮華経?を信じなかったかららしいです。

さすがにそれは初耳でしたね。

あんまり面白くない話でしたが。

 

で、最後の方では中国が攻めてくるぞー!とかなんとかいろいろ言ってましたが、

要約すると

「教えを信じないと全て滅びる!」

みたいなニュアンスで合ってると思います。

 

最終的には

「このまま帰っちゃうのはもったいない」

「本当か嘘か自分の目で確かめてほしい」

としつこく引き止められましたが、

大体向こうも話が終わった感じだったので帰りました。

 

最後だけ若干恐かったですねー。

「……で、12時からやるので来ませんか?」

「んー、帰ります」

「え、なんで? なんで帰るの? なんでなんで?」

「や、特に興味無いんで」

「(教えに対して)興味が無い? 信じられないってこと?」

「信じられないとかじゃなくて興味無いんで……」

「興味が無い? 興味って持とうとしないと持てないんですよ?」

「あ、じゃあ(興味)持ちたくないです」

「(興味)持ちたくない? なんで? なんでなんでなんで?

なんで持ちたくないの?」

「めんどくさいっすね……」(ダブルミーニング

「めんどくさい? めんどくさいってそれは、」(←この辺で無言の逃走)

 

大体やり取りそのまんま文字に起こした感じです。

このあと後を尾けられてないか用心を重ねて

安全を確認した上で帰宅しました。

 

……とまぁ、これが土日に僕に起こった出来事の顛末です。

まさか自分が宗教に勧誘されるとは……って感じですが、

本当にこういうのって身近で起こるんだなぁと身に沁みてわかりました。

 

いろいろと用心に用心を重ねたこともあってか今のところ無事でいますが、

万が一のことを考えると恐いものですね。

自分の場合はそういったスリルも込み込みで楽しみに行った感がありますが。

 

とはいえ、こんな体験は1度で十分ですね。

2度目は勘弁願いたいです。

あと、わりと相手の魂のレベルが低いというか、

そんなに宗教のお話も自分が面白いと思えるものじゃなかったので。

逆に言うと面白かったらホイホイ着いて行ってたかも。

 

総括。

「知らない人には簡単に自分の情報を教えない!」

「簡単に会ったりしない!」

結局このへん、というかまぁ一般常識っすよねぇ。

まぁ僕は普通に会いに行きましたけど。

 

情報に関してはあの場で話した内容は本当の内容に

嘘を7割ほど混ぜたものしかないので問題ないかと。

名前も住んでるとこもデタラメだし、

メアドも捨てアカだし、

電話とかも特にかけてないですからね。

 

とはいえ、ああいう連中が街中をうろうろしてるんだと思うと恐ろしいです。

皆さん、くれぐれもご注意を。